2018年7月13日 更新

街の風景が一変? 自動運転車の普及初期段階では、白色が安全面で無難となりそうだから

自動車・鉄道などの輸送車両向けの塗料を開発しているアクサルタ社(本社はアメリカのペンシルベニア州にあります)によりますと、2017年の世界の自動車業界でも最も人気だったのは白色だったそうです。こういう統計を取っている企業があるのに、まず驚かされますが、自動運転車の普及によって、黒色の車の今後に影響が出るかもしれないのですって。

街の風景が一変? 自動運転車の普及初期段階では、白色が安全面で無難となりそうだから

白色だと、自動運転車の検知システムに反応しやすい

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自動車修理サイトのリペアラー・ドライブン・ニュースのサイトを見てみましょう(2018年7月10日付け)。同社では65年前から、こうした人気の車体色のランキング調査を行ってきました。そして、昨年のベスト・ワンに輝いたのが白色。26%が純白。13%がパール・ホワイトと呼ばれる白色でして、2つ合わせての1位。なお、2位は黒で13%ですから、圧倒的な大差ですね。

白色だと、自動運転にとって重要なLiDARというシステムで検知されやすく、また、パール・ホワイトは高級車によく使われるのが、人気の背景にあるのですって。

物体の色とは、すなわち光波の周波数の組み合わせ。それが跳ね返って目に届いて、我々は色として認識します。 真っ白だと100%の反射。 逆に、黒は反射率0%となります。そして、人間の視覚と似ているのが LiDARのシステム。レーダーとの違いは、電波か光波かとなるのです。

そんなわけですので、徐々に変化の波が押し寄せるかもしれません。黒色の塗料は、光波の反射率が2%未満だと、自動運転車の「センサーに反応せず」、200m先の自動運転車にも分からない場合があると、同社のバリー・スナイダーCTOは、世界自動運転車メガトレンドというカンファレンスの席上で語っています。なお、この200メートルというのは、LiDARが高速道路で安全な自動運転を達成する上で確保したい「視界上」の最小距離とされているそうです。

もちろん、こうした光波以外による検知システムもありますが、認識されづらいというのは大きな問題となりますし、市場でも影響が出かねません。

一方、自動運転技術を開発しているルミナール・テクノロジーズ社のジェイソン・アイゼンホルツCTOは、同じカンファレンスの席上で、200メートルの距離で反射率10%の車両の検知は出来ていると答えています。ただ、社内のフィードバックとして把握しているところでは、200メートルの距離で安全に検知できるのは、反射率が50%から60%の車になるというのが現状とのことです。ちなみに、青色も検知しづらいそうです。

白色か黄色が自動運転車時代には無難かも

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そうした現状を踏まえ、上記のスナイダーCTOは、白色か黄色の二択かもしれないと語っています。レイヤリング・システムや、他の顔料を使って黒に近い色にする(つまり反射率は高まる)など、全く策がないわけではないのですが、そうなるとコストに跳ね返ってくるのだそうです。既存の材料と比べて、10倍から100倍になるだろうとしています。

なお、自動運転車の検知を巡り、車体の色の反射率や光の透過率に関する基準は、現状では存在しません。業界自身が基準を策定するまでは「悪戦苦闘となるだろう」と、スナイダーCTOは語っています。

そうした状況ですので、今年1月に「2018オートモーティブ・カラー・オブ・ジ・イヤー」(自動運転車用のベストカラー)は、真珠のような光沢のある「スターライト」色になるだろうと発表しています。

「反射率の高い色を塗装した車は、自動運転車の機能にとって有り難い存在となるだろう。スターライトのような明るい色だと、検知システム側が容易に反応してくれるからだ。したがって、この色が全ての自動運転車の検知システムに適合しないかもしれないにせよ、弊社としてはこれらの色合いが自動車メーカーにとってますます重要になるだろうと考えている」と、同社のカラー・マーケティング担当マネジャーのナンシー・ロックハート氏は語っています。

まとめ:車の美しさにも関わる、複雑な問題も。解決には長い時間が

この他にも問題があります。車両の美観がそれ。ユーザーは、デザイン、色を当然ながら重視します。そして、LiDARのセンサーを、車体のどこにつけるかが問題となってきます。きっちり検知してくれる=安全性は高いけど、見た目が良くない車が出来上がってしまうかもしれないのです。

社として、ある程度までは反射率の問題は目処が付きつつあるものの、準備万端とは言い難いのが現状だとスナイダー氏は語っています。OEM業者にも魅力的だったり耐久性があるオプションは供給できるとしています。ただ、コスト面で問題になりそうだとのことです。

なお、同社によると、アメリカの自動車の総台数は2億6300万台だとのこと。この内、白色以外の塗装を施している車は6割を超しているそうです。今の自動車の寿命を考えると、業界が全ての策を講じたとしても、全ての車に適用されるには15年から20年かかるだろうと、スナイダー氏は言葉を結んでいます。

率直に語っている両社の幹部の姿勢には好感が持てますね。…それにしても、色が問題になるとは思いもよらなかった。黒一色ではなく、どこかに白色を塗装する事が、当面の対策になりましょうか? 黒色の車が少なくなれば、街の風景にも影響が出かねませんね。

出典:

http://www.repairerdrivennews.com/2018/07/10/axalta-self-driving-cars-will-require-changes-in-vehicle-paint/

http://www.axaltacs.com/corporate/en_US/newsroom/news-releases/20180103005751.html
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