LED?HID?ハロゲン?ヘッドライトはどれがいい?

重要保安部品の一つとして、またドレスアップの手段として、ヘッドライトの存在はとても大切です。少し前までは、明るいヘッドライトといえばHIDでしたが、最近は選択肢が増え、LEDも選べるようになってきています。今回は、それぞれの特徴について見ていきましょう。

ハロゲンランプ

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現在、最も多くのクルマに採用されているのがハロゲンランプでしょう。 構造は普通の電球と同じですが、バルブ内にハロゲンガスが封入されており、高い光量を保つことができます。 点灯時はかなりの熱を発生するため、消灯直後の交換はヤケドに注意する必要があります。 光の色は黄色~肌色~白色と、暖色系です。

ハロゲンランプのメリット

ハロゲンランプのメリットは何と言っても価格です。 バルブは2つセットでも1,000円程度で購入でき、工賃を含めても数千円程度で交換が可能です。

ハロゲンランプのデメリット

ハロゲンランプのデメリットは寿命の短さでしょう。 およそ3年間(1,000時間程度)とされています。少し前なら当たり前のことでしたが、HIDやLEDなどの寿命の長いライトが出てきたため、一番お手軽ですが一番寿命の短いライトとなりました。

HIDランプ

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キセノンランプやディスチャージランプとも呼ばれます。 ハロゲンランプはフィラメントの発熱により光を放つのに対し、HIDランプは電極間での高電圧の放電(アーク放電)にて光を放つ仕組みです。 ハロゲンの2/3程度の消費電力で3倍の光量を得られると言われています。

HIDランプのメリット

HIDランプのメリットは明るさです。 上記のとおり、ハロゲンランプの3倍の光量を得ることができます。 またハロゲンランプよりも寿命が長く、約5年(2,000時間)程度は持つようです。

HIDランプのデメリット

HIDランプのデメリットは発熱です。 ハロゲンランプよりも熱を持つため、純正ハロゲンから社外品HIDに交換すると反射板やレンズを熱で溶かしてしまう可能性があります。 筆者もかつてMC21SのワゴンRに乗っていた時、社外のHIDを付けていましたが、ヘッドライト内部のプロジェクターレンズ周辺の塗装が浮いてきてしまった事がありました。 もう一つは交換時の手間です。 ハロゲンからHIDに交換する際は、ポン付けとはいきません。 バルブ内で高電圧で放電させるという仕組み上、12Vの電圧を数万Vまで昇圧させる事が必要になってきます。 そのため、バラストと呼ばれる装置で直流から交流に変換し、イグナイターと呼ばれる装置で昇圧させます。 これらの装置をヘッドライトの配線にかませ、かつエンジンルーム内に固定する必要があります。 大抵はスマホと同じか一回り小さいくらいのサイズですが、エンジンルームに隙間の少ない軽自動車などは固定する場所に困る事があります。

LEDランプ

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光源に発光ダイオードを使うもので、最近一気にメジャーになりました。 ハロゲンは発熱、HIDは放電というプロセスを経て光を放ちますが、LEDは電気エネルギーをダイレクトに光に変えるため、エネルギーのロスがとても少ないのが特徴です。 灯体自体が熱を持たず、基盤が発熱するというのもLEDの特徴です。 そのため、LEDランプには基板用のヒートシンクや冷却用ファンが搭載されています。

LEDランプのメリット

LEDランプのメリットは寿命の長さです。 およそ15年(10,000時間)程度とされており、クルマのライフサイクルと同じくらいの寿命を持っています。 もう一つは純正ハロゲンから社外LEDに交換する際、手間が少ないことです。 ランプとコントローラーが一体になったタイプであれば、純正ハロゲンバルブと社外LEDバルブを置き換えるだけで交換が終了します。 また、消費電力が少ないため、電気系統、特にバッテリーへの負担が少ないというのもメリットの一つでしょう。

LEDランプのデメリット

LEDバルブのデメリットは、灯体が発熱しないという事です。 特に問題があるようには聞こえませんが、雪が積もる地域に住んでいる方は特に注意が必要です。 ハロゲンランプやHIDランプは灯体が発熱するため、ヘッドライトレンズも熱くなるので、ヘッドライトレンズが雪で覆われたり凍り付いたりしてもライトを付ければやがて溶けます。 しかしLEDの場合は灯体が発熱しないため、夜の吹雪の中を走行すると、ヘッドライトレンズに雪が付着し、視界が著しく悪化する事があります。 筆者も今のクルマを純正ハロゲンから社外LEDに交換しましたが、去年の冬にこのような事象に見舞われました。 夕方に吹雪の中を帰宅する際、ヘッドライトに雪が付着して提灯のような状態になってしまい、前方を照らすことができなくなってしまいました。 そのため、コンビニを見つけるごとにクルマを停め、手でヘッドライトレンズの雪を払いのけながら帰宅した記憶があります。

まとめ

Headlight Bmw Auto · Free photo on Pixabay (51620)

以上、ヘッドライトについて調べてみました。 やはりヘッドライトは暗いより明るい方が良いですし、何よりライトを交換するとクルマの印象がガラッと変わります。 何となく今のクルマに飽きてきたなーという人は、ヘッドライトを交換してみるといいでしょう。 クルマの表情が変わり、きっとまた愛着がわくはずです!

【おまけ】筆者の体験談

Lightbulb Bulb Light · Free image on Pixabay (51621)

筆者は社外のHIDやLEDをいろいろと試してみたことがありますが、どちらも安いものはダメなようです。 HIDの場合、1万円以下の中国製のものを付けていた時は、4年程経つと車検に通らないほど光量が落ちてしまったことがありました。 また、HIDの紫外線の影響なのか、ヘッドライトレンズがすぐ曇ってしまったこともありました。 LEDは5,000円程度の中国製を付けていた時期がありましたが、こちらは光量は問題ありませんでしたが光軸が出づらく、ギリギリのラインで車検に通った覚えがあります。 光軸がぼやけているせいで、対向車にハイビームと勘違いされパッシングされてしまったことも多々ありました。 あまり対向車に迷惑を掛けたくないのでPIAAのLEDヘッドライトに交換した所、若干光量は落ちましたが光軸がしっかり出て、パッシングされることは無くなりました。 格安LEDでは、ファンのノイズが気になる事もありました。 友人のハイブリッド車に格安LEDを付けたのですが、ライトを点灯し信号待ちでアイドリングストップした所、冷却ファンの音が車内に響きました。 加熱しすぎて燃えるよりは、多少うるさいくらいの方がマシか…と思いましたが、それでも信号待ちの度に気になります。 その友人も結局、メーカー品の社外LEDに交換していました。 やはりヘッドライトは重要保安部品ですから、きちんとしたメーカーのものを選びましょうね。
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