ママさんドライバー必読!アメリカには、車で子供が熱中症で死亡しないよう、こんなツールが

猛暑を通り越し、今や酷暑とも言うべき状況ですが、そんな中で気になるのが車内の熱中症でしょう。最近でこそ減ったものの、ひところはパチンコに親が夢中になってしまっている間に、子供が死亡してしまうという事件が続出していましたよね。そうした死亡事故は、アメリカでも発生しており、社会問題化しています。その原因となっているものも、解決の手立ても、あるツールなのです…。

アメリカのお天気情報サイト「落雷の死亡事故の倍近い」と警鐘

見出しのような警鐘を鳴らしているのは、アメリカのお天気情報サイト「アキュウェザー」(2018年7月15日付け)。特に、子供が犠牲になっているのですって。 サンノゼ州立大学の気象天候科学部が運営するnoheatstroke.orgというサイトのデータを典拠としています。それによると、今年になって既に23人の子供が犠牲になっています。発生しているのは15州。矢張り南部に多いとの事です。 一方、記事の書かれた時点では、落雷による死者は、大人も含め13人(全米国立気象サービス集計による)。また、こうした子供の熱中症による死亡の防止を呼びかけているKidsandcars.orgという団体の集計では、過去年平均で37人が死亡しているとの事です。

死亡する子供の大多数が3歳未満。「外気温が0度でも起きている」

全米国立高速道路安全委員会によると、何も策を講じない場合、10分ほどで車内の温度は20度も上昇するそうです。また、「子供の体温の上がるスピードは、大人の3倍から5倍だ」(同委員会)だとのことです。 驚かされるのは、こういう熱中症の死亡事故は、夏だけに限らないとの指摘でしょう。過去には華氏50度(つまり摂氏0度)の外気温でも、死亡事故が発生しているからです。 フロントガラスから直射日光が入ると、みるみる内に温度が上昇するからで、サイトでは「窓を半開きにしておいても安心できない。子供を決して車内に残さないで」と、親御さんに訴えています。

原因となっているのはスマホ中毒。ただし、解決するのもスマホ

賢明なるChibicaの読者の皆様は、「うーん。状況の深刻さは分かるけど、何が理由で、そんな長時間に渡って親御さんは車から離れてしまうの? アメリカにはパチンコ屋はないでしょうに」と思われたかと思います。 理由となっているのは、スマート・フォンなのですって。「ちょっとの間だけ」と思ったのですが、思いもよらぬメッセージが来て、ついついそれに返答とかしている内に…なのです。 ここまで指摘されると「うわー、俺も私もやってしまってるよー」とお思いの方もおられましょう。ただ、こうした悲劇に胸を痛めた、イクメンのエンジニア2人が開発したツールが注目されています。ibabyseatと言う名前の商品です。

YouTubeの公式チャンネルより

子育て支援情報サイトのペアレンツの記事(2018年7月14日付け)によると、アメリカのツイン・シティーに住む、クリスチャン・マイケルと、ライアン・ボロヴァンスキーというお名前の2人の男性エンジニアが、自分達にも子供が生まれ、イクメンとして何かできないかと思って開発したそうです。 コンセプトは至ってシンプル。車のベビー・シートに、マグネットでツールを装着するだけ。このツールにはセンサーが付いており、スマートフォンと通信連動しています。 そして、ドライバーがうっかり子供をシートから降ろさずに車から降りた場合、30メートル離れた時点でスマートフォンに警報を発します。 それでも気づかない場合は、アプリの方で自動的に911(日本の119番に相当)に通報します。また、GPS機能が付いていますので、車の一は直ちに割り出せます。よく出来た仕組みですよね。 なお、お値段は30ドルとのことです。今年10月から、アメリカのスーパーマーケットなどで販売予定だそうです。また、Twitterに公式アカウントを設置して、プロモーション活動を行っています。
また、前出のアキュウェザーによりますと、WazeというアンドロイドとiOSの両方で使えるアプリがあるそうです。 車が目的地に到着した際「お子さんを車内に忘れないよう」と警告を発してくれます。スマートフォンが原因で事故が起きているのなら、スマートフォンで決着をつけようとなりましょうか。

まとめ:日本で該当ツールを検索しても、ノーヒット。良いのかそれで

なお、グーグルで「子供 車 熱中症 死亡 防止 ツール モバイル」のワードで完全一致モード検索しても、こうしたアメリカのツールと類似するものはヒットしませんでした。 アンドロイドで「熱中症 車」で入力検索しても、同様でした。iOSアプリだとあるのかもしれませんが…。何だか心配になってきました。 大丈夫なのそれで?どこかのメーカーが開発するべきでは?? 需要があると思えるのですけど。
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