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N-BOXマイナーモデルチェンジの全12タイプ価格と変更点

ホンダが2026年7月17日に発売した改良版N-BOXの全12タイプ・24価格を、FFと4WD、NAとターボ、非課税のスロープに分けて整理。CUSTOMの新しいフロント、JOYのBLACK STYLE、全タイプ共通の変更も発表の範囲でまとめます。

N-BOXマイナーモデルチェンジの全12タイプ価格と変更点 - チビカのニュースカード

この記事は、本田技研工業株式会社が 2026/07/16に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:「N-BOX」をマイナーモデルチェンジし発売(確認日 2026/07/16)

ホンダ(本田技研工業)は2026年7月16日、軽自動車「N-BOX」をマイナーモデルチェンジし、7月17日(金)に発売すると発表しました。発表の価格表に並ぶのは、N-BOX、N-BOX CUSTOM、N-BOX JOY、福祉車両のスロープを合わせた12タイプで、それぞれにFFと4WDがあります。メーカー希望小売価格は、最も安いN-BOX(FF)が1,768,800円、最も高いN-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイル(4WD)が2,743,400円です。

注意したいのは、24の価格がすべて同じ条件ではないことです。スロープの2タイプは消費税非課税の価格で、ほかの22の価格は消費税10%込みです。そのまま並べて高い・安いを比べると、税の扱いの違いを見落とします。この記事では、発表までの日付の流れ、3つのシリーズで変わったところ、全タイプの価格を、ホンダの発表の表記のまま整理します。発表に書かれていない項目は推測で埋めず、「記載がありません」と書きます。

先行公開から発売までの日付

今回の改良は、発売の約1か月前から段階を踏んで告知されていました。ホンダは6月18日に「N-BOX」改良モデルをホームページで先行公開し、6月22日(月)から全国のHonda Carsで先行予約の受付を始めると発表しています。この時点の発表文にあるのは発売を「2026年7月」に予定していることまでで、価格は書かれていません。

価格とタイプ構成が公表されたのは、7月16日のマイナーモデルチェンジの発表です。つまり、先行予約は価格が公表される前から受け付けられていたことになります。販売店で予約した時点の見積もりの扱いについては、ホンダの発表には記載がありません。

5月11日の累計300万台突破の発表、6月18日のホームページ先行公開、6月22日の先行予約開始、7月16日のマイナーモデルチェンジ発表、7月17日の発売を左から順に並べ、価格が公表されたのは7月16日であることを示した時系列の図
2026年にホンダがN-BOXについて出した3本の発表を日付順に並べた図です。各カードには、その発表で公表された内容だけを書いています。出典:本田技研工業ニュースリリース(2026年5月11日・6月18日・7月16日発表)、確認日2026-09-19。

改良の前には、販売台数の節目の発表もありました。5月11日の発表によると、N-BOXシリーズの累計販売台数は2026年4月末時点で300万台を突破し、初代の発売から14年4ヵ月での記録です。ホンダは、FITシリーズが要した期間を上回り、Honda四輪として最速の記録だとしています。この発表は販売実績についてのもので、改良の内容には触れていません。

3つのシリーズで、変わった場所が違う

今回のマイナーモデルチェンジは、シリーズごとに手を入れた場所が違います。発表文の中心にあるのは、N-BOX CUSTOMの顔つきの変更と、N-BOX JOYへの特別仕様車の追加です。

N-BOX CUSTOMは、フロントのデザインを変えています。発表は、所有する誇りを感じさせる迫力あるデザインへの変更だと説明しています。クロームメッキを大胆にあしらったグリルと、力強く一文字に伸びるフロントアクセサリーLEDが、フロントの変更点です。リアには専用デザインのリアコンビネーションランプを装備し、リアバンパーをボディー同色に変えました。CUSTOMエンブレムを置いたテールゲートガーニッシュと、ロアのメッキ加飾で、リアの輪郭を強調して大きく見せるとしています。室内はインテリアイルミネーションをナイトブルーに変えました。コーディネートスタイルには、ダーククロームメッキの加飾が加わります。

N-BOX JOYには、特別仕様車「BLACK STYLE(ブラックスタイル)」が設定されました。ヘッドライトガーニッシュ、Hondaの文字ロゴ、ホイールキャップにブラックの加飾を施し、室内はチェック柄にブラックを採用して、インテリアイルミネーションをアンバーにしています。価格表を見ると、BLACK STYLEは自然吸気エンジン(NA)の車とターボ車の両方に設定されています。

標準のN-BOXは、メッキ加飾を足す形の変更です。シンプルさと親しみやすさを表したエクステリアに、メッキ加飾を追加したフロントロアグリルとリアテールゲートガーニッシュを採用しました。N-BOX ファッションスタイルは、2トーンのルーフの色にホワイトを採用し、オフホワイトの電動格納式リモコンドアミラーとアウタードアハンドル、カラードフルホイールキャップを組み合わせています。

上段にN-BOX、N-BOX CUSTOM、N-BOX JOYの3列を置き、N-BOXはフロントロアグリルとリアテールゲートガーニッシュへのメッキ加飾、CUSTOMはクロームメッキのグリルと一文字のフロントアクセサリーLED、JOYは特別仕様車BLACK STYLEのブラック加飾を示し、下段に全タイプ共通のクリア材変更とセンターUSBチャージャー、シートバックアッパーポケットをまとめた図
シリーズごとの変更(上段)と、全タイプに共通する変更(下段)を分けた図です。矢印は、下段の変更が3つのシリーズすべてに適用されることを示しています。9インチナビなど「一部タイプ」の装備は全タイプ共通に含めていません。出典:本田技研工業ニュースリリース(2026年7月16日発表)、確認日2026-09-19。

全タイプに共通する変更

シリーズを問わない変更は3つです。1つ目は塗装で、外装塗料に使うクリア材を変えて、ボディーの艶感を高めたとしています。2つ目と3つ目は装備で、センターUSBチャージャー(Type-C〈3A〉/2個付)と、運転席・助手席シートバックアッパーポケットが全タイプに付きます。

発表には、これとは別に「一部タイプ」の標準装備も挙がっています。9インチ Honda CONNECTナビ+ETC2.0車載器、マルチビューカメラシステム、LEDフォグライト、ステアリングヒーター、本革巻ステアリングホイール、本革巻セレクトレバー、LEDルームランプなどです。どのタイプに標準で付くかはタイプごとに違うため、装備を目当てに選ぶときは、そのタイプの装備表で確かめる必要があります。この記事では、タイプと装備の組み合わせを発表の文面から確定できなかったため、対応表を作っていません。

安全装備については、先進の安全運転支援システム「Honda SENSING(ホンダ センシング)」の名前が発表に出てきます。今回の改良でHonda SENSINGの機能が変わったかどうかは、発表本文には記載がありません。

全12タイプ・24価格

発表の価格表を、タイプ、エンジン、駆動方式ごとに並べ直しました。エンジンはいずれも660ccのDOHCで、ターボ付きかどうかでタイプが分かれています。価格はメーカー希望小売価格です。

タイプ エンジン FF 4WD
N-BOX NA 1,768,800円 1,914,000円
N-BOX ファッションスタイル NA 1,867,800円 2,013,000円
N-BOX CUSTOM NA 1,994,300円 2,139,500円
N-BOX CUSTOM コーディネートスタイル NA 2,481,600円 2,626,800円
N-BOX JOY NA 1,981,100円 2,126,300円
N-BOX JOY 特別仕様車 BLACK STYLE NA 2,385,900円 2,531,100円
N-BOX スロープ(消費税非課税) NA 1,946,000円 2,078,000円
N-BOX CUSTOM スロープ(消費税非課税) NA 2,443,500円 2,575,500円
N-BOX CUSTOM ターボ ターボ 2,436,500円 2,581,700円
N-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイル ターボ 2,598,200円 2,743,400円
N-BOX JOY ターボ ターボ 2,456,300円 2,601,500円
N-BOX JOY ターボ 特別仕様車 BLACK STYLE ターボ 2,592,700円 2,737,900円

表を読むときのポイントは2つあります。

1つ目は、標準のN-BOXとN-BOX ファッションスタイルには、ターボのタイプがないことです。ターボを選べるのはN-BOX CUSTOMとN-BOX JOYで、それぞれ標準の仕立てと上位の仕立て(コーディネートスタイル/BLACK STYLE)にターボ版があります。ターボ車で最も安いのはN-BOX CUSTOM ターボのFFで2,436,500円です。

2つ目は、JOYのBLACK STYLEとCUSTOMのコーディネートスタイルの価格が近いことです。NAのFFで比べるとBLACK STYLEが2,385,900円、コーディネートスタイルが2,481,600円、ターボのFFではBLACK STYLEが2,592,700円、コーディネートスタイルが2,598,200円です。見た目の方向性がまったく違う2つが、ほぼ同じ価格帯に並んでいます。

FF車12タイプの価格を安い順に横棒で並べた図。最も安いN-BOXの1,768,800円から、FFで最も高いN-BOX CUSTOM ターボ コーディネートスタイルの2,598,200円まで、NA車を灰色、ターボ車を黒、消費税非課税のスロープ車を点線の枠で塗り分けている
FF車の12の価格を安い順に並べた図です。横軸は150万円を起点にしているため、棒の長さは価格の比率ではなく差の大きさを表します。スロープの2タイプ(点線)は消費税非課税の価格なので、ほかの棒と同じ条件の比較ではありません。出典:本田技研工業ニュースリリース(2026年7月16日発表)の価格表、確認日2026-09-19。

図にすると、価格帯が大きく2つの塊に分かれていることが分かります。NAの標準的な仕立て(N-BOX、ファッションスタイル、JOY、CUSTOM)が下の塊、上位の仕立てとターボ車が上の塊です。下の塊のなかではJOYとCUSTOMがほぼ並び、NAのFFでJOYが1,981,100円、CUSTOMが1,994,300円です。

スロープの価格は消費税非課税で示されている

スロープは、車いすのまま乗り降りできるスロープを備えた福祉車両です。発表の価格表では、N-BOX スロープとN-BOX CUSTOM スロープの2タイプが、消費税10%込みの対象から外されています。

消費税の扱いについては、国税庁のタックスアンサー「身体障害者用物品に該当する自動車」が一般的な考え方を示しています。身体障害者の使用に供するための特殊な性状・構造・機能を持つ自動車は、消費税の非課税の対象になるというもので、その例として、車椅子等昇降装置を装備し、かつ、車椅子等の固定等に必要な手段を施した自動車が挙げられています。根拠として、消費税法第6条と別表第二、消費税法施行令、消費税法基本通達などが示されています。

国税庁のページには、一般の自動車を購入してから改造した場合の扱いも書かれています。その場合、当初の購入は課税で、改造代金についてのみ非課税になるとしています。最初から福祉車両として販売される車と、購入後に改造する車とでは、非課税になる範囲が違うということです。見積もりを比べるときは、この違いを前提にしてください。個々の車両が非課税の要件を満たすかは、販売会社で確認が必要です。当サイトは、N-BOX スロープの構造が国税庁の示す要件のどれに当たるかを判断していません。

本田技研工業のニュースリリース「N-BOXをマイナーモデルチェンジし発売」のページ冒頭部分
公式発表ページの引用キャプチャ。 この記事がタイプ別の価格と変更点の一次情報にしている、本田技研工業のニュースリリースの冒頭です。掲載内容は変更されることがあります。最新の内容はリンク先で確認してください。 確認日:2026-09-19。 出典:「N-BOX」をマイナーモデルチェンジし発売

いまN-BOXに乗っている人が確かめておくこと

今回はフルモデルチェンジではなく、マイナーモデルチェンジです。発表が説明している変更は、外観の意匠、室内の照明と加飾、塗装のクリア材、一部の装備で、エンジンや駆動方式が新しくなったという説明はありません。

売却や買い替えを考えている人にとって関係するのは、次の事実です。

  • 改良後のモデルは2026年7月17日発売です。これより前に登録された車は改良前のモデルです
  • N-BOX CUSTOMはフロントとリアの見た目が変わったため、改良の前後を外観で見分けやすくなりました
  • N-BOX JOYのBLACK STYLEは、今回の発表で設定された特別仕様車です
  • 全タイプに付いたセンターUSBチャージャー(Type-C〈3A〉/2個付)が改良前の車に付いているかどうかは、発表では確認できません

改良前後で下取りや買取の価格がどう変わるかは、発表には書かれていません。当サイトも予想を書きません。

この発表に書かれていないこと

発表本文から確認できなかったのは、次の項目です。WLTCモード燃費、エンジンの最高出力と最大トルク、ボディーの寸法と車両重量、月間の販売計画、改良前の価格との差、Honda SENSINGの機能の変更の有無、一部タイプの装備がどのタイプに付くかの対応です。いずれも、ほかの車種や改良前のモデルの値で埋めていません。

燃費や寸法を確かめたいときは、ホンダの製品情報サイトにあるN-BOXの主要諸元を見てください。

ホンダのほかの発表はホンダにまとめています。同じ時期のホンダの改良モデルとしては、ACCORDの一部改良と価格があります。各社のマイナーチェンジはマイナーチェンジ・一部改良で読めます。販売面の動きはホンダの2026年7月度 生産・販売・輸出実績にあります。

出典

この記事は、本田技研工業が2026年7月16日に公表したニュースリリース「「N-BOX」をマイナーモデルチェンジし発売」を一次情報にしています。タイプ名、価格、発売日、変更点、装備の表記は発表のままです。先行公開と先行予約の日付は6月18日のニュースリリース、累計販売台数は5月11日のニュースリリースによります。消費税の非課税の考え方は、国税庁のタックスアンサー「身体障害者用物品に該当する自動車」(令和8年4月1日現在の法令等)によります。