マイナーチェンジ・一部改良

日産セレナを一部仕様変更、LUXIONの価格を20万1,300円引き下げ

日産自動車が2026年11月5日に発表したセレナの一部仕様変更について、LUXIONの価格改定と標準装備の変更、35周年記念の特別仕様車Black Edition、15行の価格表、発表に記載のない項目を発表の記載だけで整理します。

日産セレナを一部仕様変更、LUXIONの価格を20万1,300円引き下げ - チビカのニュースカード

この記事は、日産自動車株式会社が 2026/11/05に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:日産、「セレナ」を一部仕様変更(確認日 2026/11/05)

日産自動車株式会社は2026年11月5日、ミニバン「セレナ」の一部仕様変更を行い、同日から発売すると発表しました。発表の表題は「日産、「セレナ」を一部仕様変更」で、副題として「さらに35周年を記念した特別仕様車「Black Edition」を発売」が添えられています。今回動いたのは価格と標準装備の範囲で、なかでも目を引くのは、最上級グレード「LUXION」の価格を従来モデルより引き下げたという記載です。

一部仕様変更の発表は、新型車の発表と違って、どのグレードの何が変わったのかが本文と価格表に分かれて書かれます。この記事では発表に書かれている範囲だけを取り出し、価格が下がったのはどこなのか、装備が標準になったのはどのグレードなのか、特別仕様車は何をベースにしているのかを順に整理します。発表に記載のない項目は、従来モデルの値や他のミニバンの値で埋めていません。

当サイトはこの車に試乗しておらず、仕様変更の前後を乗り比べてもいません。そのため、装備が標準になったことで日常の使い勝手がどう変わるのかといった感想は書きません。燃費、寸法、販売計画台数のように、今回の発表に出てこない数値も扱いません。

日産自動車のニュースリリース「日産、「セレナ」を一部仕様変更」のページ冒頭
この記事が価格・標準装備・特別仕様車の一次情報にしている発表ページの引用キャプチャです。ページの冒頭だけを引用しています。掲載内容は変更されることがあるため、最新の内容はリンク先の原文で確認してください。 確認日:2026-11-06。 出典:日産自動車「日産、「セレナ」を一部仕様変更」

価格が下がったのは最上級グレードの「LUXION」

発表の「主な仕様変更内容」には、「LUXION」についてこう書かれています。ホットプラスパッケージおよびクリアビューパッケージを標準装備し、寒い日における快適性を高めたほか、「プロパイロット2.0」をはじめとした充実の先進装備を身近にお楽しみいただけるように、価格を従来モデルから20万1,300円引き下げました。装備を増やしたうえで価格を下げた、という書き方です。価格表に並ぶ「e-POWER LUXION」の価格は4,797,100円と記載されています。

従来モデルの価格そのものは、発表に記載がありません。書かれているのは引き下げた額と、改定後の価格表だけです。当サイトでは、この2つから従来の価格を計算して示すことはしません。改定前がいくらだったのかを知りたい場合は、販売店に残っている従来の価格表で確かめる項目になります。一部仕様変更にあわせて価格が上がる発表は珍しくありませんが、今回は最上級グレードについて引き下げの記載があるという点で、見積もりを取り直す理由になり得ます。

もう1つの変更として、「ハイウェイスターV」にアダプティブLEDヘッドライトシステムを標準装備にしたことが挙げられています。このグレードで以前はどういう扱いだったのか、オプションで選べたのかどうかについては記載がありません。発表が示しているのは、仕様変更後に標準装備になったという事実だけです。中古や在庫の車両と比べるときは、同じグレード名でも装備の範囲が違う可能性があるものとして扱ってください。

このほかに「一部内外装の意匠および素材の変更」が挙げられていますが、どの部分をどう変えたのかの記載はありません。ホットプラスパッケージとクリアビューパッケージに何が含まれるのかも、発表の中では説明されていません。装備の中身は商品サイトの装備表で確かめる形になります。

発表の主な仕様変更内容に挙げられた3点。LUXIONは価格を従来モデルから20万1,300円引き下げ、ホットプラスパッケージとクリアビューパッケージを標準装備。ハイウェイスターVはアダプティブLEDヘッドライトシステムを標準装備。車両全体では一部内外装の意匠および素材の変更
発表の「主な仕様変更内容」に挙げられている項目を、対象のグレードごとに分けて並べました。項目によって対象が違い、全グレードで同じ変更が入ったわけではありません。 出典:日産自動車「日産、「セレナ」を一部仕様変更」(確認日 2026-11-06)

35周年の特別仕様車「Black Edition」はe-POWERとe-4ORCEの2タイプ

特別仕様車「Black Edition」は、「ハイウェイスターV e-POWER」および「ハイウェイスターV e-4ORCE」をベースにしています。発表の説明では、ブラックを基調とした内外装にすることで、より精悍で上質な世界観を表現した特別仕様車とされています。期間限定での発売と書かれていますが、いつまで注文できるのかという記載はありません。検討するなら、受注の期間は販売店で確かめる項目になります。

外装に挙げられているのは、ダークメタルグレー/ダイヤモンドブラックとムーンボウブルー/ダイヤモンドブラックの専用2トーンカラー、ブラック化したドアミラー、そして「LUXION」に採用されている切削アルミホイールの組み合わせです。内装は、2列目にキャプテンシートを採用した7人乗り仕様とし、ブラック木目調のインストルメントパネルを装備するとされています。ベース車と乗車定員の構成が変わる点は、家族の人数で選ぶときに効いてきます。

価格表では、「e-POWER ハイウェイスターV Black Edition」が3,932,500円、「e-4ORCE ハイウェイスターV Black Edition」が4,298,800円と記載されています。ベースになるグレードとの価格の差を当サイトが計算して示すことはしません。差を知りたい場合は、下の価格表に並んでいる2つの数字を見比べてください。装備が増えた分がそのまま価格に乗っているのかどうかは、発表からは読み取れません。

特別仕様車Black Editionのベース車は2つ。ハイウェイスターV e-POWERが3,932,500円、ハイウェイスターV e-4ORCEが4,298,800円。共通する専用装備は専用2トーンカラー2種、ドアミラーのブラック化、LUXIONに採用されている切削アルミホイール、2列目にキャプテンシートを採用した7人乗り仕様、ブラック木目調のインストルメントパネル
特別仕様車のベース車2つと、発表が挙げている専用の内外装を分けて描きました。専用装備の内容は2タイプで共通と書かれており、分かれるのは駆動方式と価格です。 出典:日産自動車「日産、「セレナ」を一部仕様変更」(確認日 2026-11-06)

価格表は15行。エンジンの型式でパワートレインが3つに分かれる

発表の価格表は「セレナ 全国希望小売価格(消費税込み)」という見出しで、15行あります。エンジンの欄に書かれている型式は3種類で、MR20DDがエクストロニックCVTを組み合わせるガソリン車、HR14DDe-EM47が2WDのe-POWER、HR14DDe-EM47-MM48が4WDのe-4ORCEにあたります。グレード名が同じでも、型式と駆動方式で行が分かれます。表記は発表のままです。

駆動 エンジン グレード 全国希望小売価格(消費税込み)
2WD MR20DD X 2,789,600円
2WD MR20DD XVパッケージ 3,048,100円
2WD MR20DD ハイウェイスターV 3,275,800円
4WD MR20DD X 2,995,300円
4WD MR20DD XVパッケージ 3,253,800円
4WD MR20DD ハイウェイスターV 3,542,000円
2WD HR14DDe-EM47 e-POWER X 3,320,900円
2WD HR14DDe-EM47 e-POWER XVパッケージ 3,611,300円
2WD HR14DDe-EM47 e-POWER ハイウェイスターV 3,822,500円
2WD HR14DDe-EM47 e-POWER ハイウェイスターV Black Edition 3,932,500円
2WD HR14DDe-EM47 e-POWER LUXION 4,797,100円
4WD HR14DDe-EM47-MM48 e-4ORCE X 3,603,600円
4WD HR14DDe-EM47-MM48 e-4ORCE XVパッケージ 3,894,000円
4WD HR14DDe-EM47-MM48 e-4ORCE ハイウェイスターV 4,188,800円
4WD HR14DDe-EM47-MM48 e-4ORCE ハイウェイスターV Black Edition 4,298,800円

発表の価格表には乗車定員の欄もあり、7と8に分かれています。当サイトの表では、どの行がどちらなのかを確実に読み取れた範囲を超えて書かないため、乗車定員の欄を省きました。本文で明記されているのは、特別仕様車が2列目にキャプテンシートを採用した7人乗り仕様だという点です。乗車定員で価格が分かれる車の見方は新車価格の「〜」付き表示は何の価格かで整理しています。自分の候補の定員は、発表の価格表か商品サイトで1行に特定してから見積もりへ進んでください。

今回の表の見出しは「全国希望小売価格」という表記です。カタログや他社の発表でよく使われる「メーカー希望小売価格」という言葉がどこまでを含むのかはメーカー希望小売価格とはで説明しています。いずれにしても、ここに並ぶのは車両の本体価格で、実際に支払う金額には税金や登録にかかる費用、オプションの代金が別に必要です。家族向けのミニバンをこの価格帯で比べる視点は子育て向けミニバンの選び方にまとめています。

特装車と福祉車両も同じ日に仕様変更されている

同じ発表の中で、日産モータースポーツ&カスタマイズ株式会社(略称NMC)が、セレナの一部仕様変更にあわせて特装車の仕様変更を行い、同日から日産の販売会社を通じて発売すると伝えています。対象として挙げられているのは、カスタムカーの「AUTECH」「AUTECH SPORTS SPEC」「AUTECH LINE」、車中泊仕様車の「マルチベッド」、荷室スペースに大容量の収納ボックスを備えた「マルチボックス」、そして「ステップタイプ」と「ライフケアビークル(LV)」シリーズです。

呼び方 発表での説明 今回の変更として書かれていること
AUTECH/AUTECH SPORTS SPEC/AUTECH LINE カスタムカー 全車にアダプティブLEDヘッドライトシステムを標準装備
マルチベッド 車中泊仕様車 「ハイウェイスターV」ベースにアダプティブLEDヘッドライトシステムを標準装備
マルチボックス 荷室スペースに大容量の収納ボックスを備えた仕様 「ハイウェイスターV」ベースにアダプティブLEDヘッドライトシステムを標準装備
ステップタイプ 発表では呼び方だけ 「LUXION」ベースにホットプラスパッケージとクリアビューパッケージを標準装備し、価格を20万1,300円引き下げ
ライフケアビークル(LV)シリーズ 福祉車両 アダプティブLEDヘッドライトシステムを標準装備

価格の引き下げは、ベース車と同じ考え方で特装車にも入っています。発表は「LUXION」ベースの「ステップタイプ」について、ホットプラスパッケージおよびクリアビューパッケージを標準装備したうえで、価格を20万1,300円引き下げたと書いています。アダプティブLEDヘッドライトシステムの標準装備は、AUTECHの全車と、「ハイウェイスターV」ベースのマルチベッド・マルチボックス、ステップタイプおよびライフケアビークルシリーズが対象として挙げられています。

福祉車両の呼び方についても注記があり、日産自動車グループでは、生活の色々なシーンでお役に立ちたいとの意味を込めて福祉車両を「ライフケアビークル」と呼んでいる、と説明されています。特装車の価格表には「車両(オプションを含む)の消費税が非課税」という注記と、乗車定員について「車いす乗員を含む」という注記が添えられています。どの仕様がどの注記にあたるのかは、価格表の注記番号をたどって確かめてください。当サイトでは、対応を推測で書き起こすことはしません。福祉車両の選び方そのものは、展示会の発表を扱ったダイハツの福祉車両の出展でも触れています。

発表が書いている「セレナ」の位置づけ

発表は、仕様変更の内容に入る前に車種の背景を書いています。1991年に誕生した「セレナ」が、時代とともに変化する家族のライフスタイルに常に寄り添いながら、「家族のためのミニバン」として多くの支持を得てきたという説明です。現行モデルは6代目で、初代から受け継ぐ「BIG、EASY、FUN」のコンセプトのもと、広い室内空間や高い利便性に加え、クルマ酔いを軽減する工夫や最新の運転支援技術を備えているとされています。

ここに販売台数や順位のような数値は出てきません。発表に出ていない実績の数字を、当サイトが別の資料から持ち込んで並べることはしません。この段落は、特別仕様車が35周年を記念したものだという位置づけを示すための記述として読むのが正確です。ほかの車種の仕様変更の発表はマイナーチェンジ・一部改良、日産の発表はメーカー別ニュースから辿れます。

発表に書かれていないこと

今回の発表は価格と標準装備が中心で、次の項目には記載がありません。記載のない項目を従来モデルの値で埋めることはしません。

項目 発表での扱い
燃費(測定モードつきの数値) 記載がありません
全長・全幅・全高などの寸法 記載がありません
月あたりの販売計画台数 記載がありません
従来モデルの価格 記載がありません(引き下げた額だけが書かれています)
「Black Edition」の販売期間・台数 「期間限定」とだけ書かれています
2つのパッケージに含まれる装備 記載がありません
意匠と素材を変更した箇所 記載がありません
受注開始日 記載がありません(同日発売と書かれています)

このうち、乗り換えの判断に直接効くのは燃費です。e-POWERとe-4ORCE、ガソリン車のどれを選ぶかで維持費は変わりますが、今回の発表には測定モードつきの燃費値が出てきません。当サイトでは、測定モードが併記されていない燃費の数字は扱わないため、この記事にも書いていません。カタログ燃費は商品サイトの諸元表で確認する項目になります。

寸法と販売計画台数の記載もありません。一部仕様変更の発表は、変わった点を伝えるためのもので、諸元の一覧ではないためです。装備の範囲が変わった以上、見積書では同じグレード名でも内容が違う可能性があります。発表日と、販売店で案内される納期も別のものとして扱ってください。

出典と、この記事を更新する条件

この記事は、日産自動車株式会社が2026年11月5日に公表した「日産、「セレナ」を一部仕様変更」を一次情報にしています。価格、引き下げた額、標準装備になった装備、特別仕様車の内外装と価格、特装車とライフケアビークルシリーズの扱い、注記の文言は、いずれも発表に書かれている範囲です。確認した日は2026年11月6日です。

価格の改定、グレードや設定の変更、特別仕様車の受注終了、燃費や寸法が公式に示された場合に、この記事を更新して編集日を改めます。価格と設定は動きやすいため、再確認は1か月ごとに行います。