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BMW M2に4輪駆動の「M xDrive」追加、10,830,000円

ビー・エム・ダブリュー株式会社が2026年10月1日に発表したBMW M2の4輪駆動モデル「M xDrive」について、価格表の3行、アクティブMディファレンシャルとM xDriveの役割、主な車両諸元、発表に記載のない項目を発表の表記のまま整理します。

BMW M2に4輪駆動の「M xDrive」追加、10,830,000円 - チビカのニュースカード

この記事は、各輸入元の日本法人が 2026/10/01に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:BMW M2の4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」誕生(確認日 2026/10/01)

ビー・エム・ダブリュー株式会社は2026年10月1日、「BMW M2」のラインアップへ4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」を追加し、全国のBMW正規ディーラーで同日から販売を開始したと公表しました。発表の表題は「BMW M2の4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」誕生」で、納車は本年10月中旬以降を予定しているとされています。メーカー希望小売価格(消費税込み)は10,830,000円です。

以下は、この発表に出ている値と項目だけを並べたものです。価格、排気量、出力、トルク、寸法、重量、燃料消費率は発表の表記のまま転記し、要約や単位の換算はしていません。当サイトはこの車に試乗していないため、走りや乗り味についての評価は書きません。発表に出ていない値を、欧州仕様の資料や後輪駆動モデルの数字で埋めることもしません。

読む前に、今回の発表がどこまでを示しているのかを分けておきます。本文に並ぶのは、価格表の3行、4輪駆動の仕組みについての説明、そして「主な車両諸元」として挙げられた数値です。いっぽうで、ボディカラー名、タイヤサイズ、乗車定員、内装と外装の装備品リストは本文に出てきません。0-100km/h加速や最高速度といった性能の数値、走行モードの名称、受注の受け方も示されていません。本文に無い項目を、この記事で埋めることはしません。

ビー・エム・ダブリュー株式会社のプレスリリース「BMW M2の4輪駆動モデル BMW M2 M xDrive 誕生」のページ冒頭
この記事が価格・諸元・仕組みの一次情報にしている発表ページの引用キャプチャです。ページの冒頭だけを引用しています。掲載内容は変更されることがあるため、最新の内容はリンク先の原文で確認してください。 確認日:2026-10-21。 出典:ビー・エム・ダブリュー株式会社「BMW M2の4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」誕生」

価格表は3行。うち2行は以前に発表済みのモデル

発表のメーカー希望小売価格(消費税込み)の表には、次の3行が並んでいます。

モデル メーカー希望小売価格(消費税込み)
BMW M2(マニュアル・トランスミッション搭載モデル)* 10,330,000円
BMW M2(オートマチック・トランスミッション搭載モデル)* 10,330,000円
BMW M2 M xDrive(オートマチック・トランスミッション搭載モデル) 10,830,000円

この表の読み方で先に押さえておきたいのは、3行のうち2行は今回追加されたモデルではないことです。発表には「*は、以前に発表済みのモデルとなります」という注記があり、上の2行がそれにあたります。今回誕生したのは3行目の4輪駆動モデルだけで、残りの2行は比較のために並べられた既存のモデルです。数字だけを拾うと3種類が同時に出たように読めてしまうため、注記まで一緒に見る必要があります。

後輪駆動モデルと4輪駆動モデルの価格の違いを知りたい場合は、表にある数字をそのまま見比べてください。当サイトは発表に無い数値を新しく作らない方針なので、差額そのものは書きません。なお、マニュアル・トランスミッション搭載モデルとオートマチック・トランスミッション搭載モデルは、表の上では同じ金額です。変速機の選び方で車両本体の価格が変わらない設定になっている、ということが表から読み取れます。

発表は、この価格が何を含まないかにも触れています。メーカー希望小売価格には、付属品価格、税金(消費税を除く)、保険料、登録に伴う諸費用が含まれないとされています。つまり、販売店で出てくる見積書の総額は、表の金額より大きくなります。輸入車では、登録にかかる費用や任意保険の条件が販売店ごとに変わることもあります。希望小売価格がどこまでを指す金額なのかはメーカー希望小売価格とはで整理しているので、見積もりを取る前に目を通しておくと差分が追いやすくなります。発表にはもう1つ「*右ハンドル」という注記も付いており、ハンドルの位置についても記載が残されています。

トルクを振り分ける向きが違う、2つの制御

今回の発表で技術として説明されているのは、トルクを振り分ける2つの装置です。1つは「アクティブMディファレンシャル」で、左右のリア・ホイールのトルク差をアクチュエーターによる電子制御式多板クラッチで制御し、空転を抑えることで後輪左右の最適なトルク配分を実現し、最大の加速性能を実現すると書かれています。もう1つが「M xDrive」で、センサーにより常に走行状況を把握し、状況によってトランスファーが電子制御多板クラッチで前後のトルク配分を変化させると説明されています。

言い換えると、前者は左右、後者は前後へトルクを振り分ける役割です。どちらも電子制御の多板クラッチを使う点は共通していますが、受け持つ方向が違います。発表はこの2つを組み合わせることで「圧倒的なトラクション性能を実現している」と書いています。ただし、配分の比率、切り替わる速度域、作動の判断にどのセンサーを使うのかといった具体的な値は示されていません。

アクティブMディファレンシャルが左右の後輪、M xDriveが前後の車軸へトルクを振り分けることと、2つを組み合わせてトラクション性能を実現すると説明されていることを示した図
発表が説明している2つの制御を、振り分ける向きで並べました。制御量や作動条件は発表に書かれていないため、図にも入れていません。 出典:ビー・エム・ダブリュー株式会社「BMW M2の4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」誕生」(確認日 2026-10-21)

発表はさらに、4輪駆動モデルでありながら、モードを切り替えることで後輪駆動モデルのような走りを愉しむことも可能であると書いています。ここで止めておきたいのは、モードの名称、切り替えの操作、そのモードで前輪へトルクが行かなくなるのかどうかが、どれも書かれていないことです。4輪駆動と後輪駆動を1台で切り替えられるかのように読めますが、今回の発表から確認できるのは「モードを切り替えると後輪駆動モデルのような走りが可能」という説明の範囲までです。

4輪駆動を選ぶかどうかは、雪道や雨の日の発進といった使い方で結果が変わる部分です。今回の発表には、路面を限定した説明や、後輪駆動モデルと比べた制動距離・発進性能の数値はありません。カタログや諸元表のどの欄を見れば比べられるのかは新車の諸元表の読み方にまとめています。

「主な車両諸元」に並ぶ値

発表が「主な車両諸元」として示しているのは、次の値です。

項目 発表に書かれている値
全長 4,580mm
全幅 1,885mm
全高 1,405mm
ホイールベース 2,745mm
車両重量 1,790kg
車両総重量 2,010kg
排気量 2,992cc
エンジン 直列6気筒ガソリン・エンジン
最高出力 480PS(353kW)/6,250rpm
最大トルク 600Nm/2,700rpm-5,620rpm
燃料消費率 9.8km/L(WLTCモード)

数値の読み方で2点だけ補っておきます。まず燃料消費率は、WLTCモードという測定方法での値です。測定モードが違う数字どうしは比べられません。実際にどれだけ走るかは、走り方や気温、荷物の量で変わります。発表には市街地・郊外・高速道路といったモード別の内訳が載っていないため、使い方ごとの目安をこの記事で示すことはできません。

次に、車両重量と車両総重量は別の値です。車両重量は走行に必要な装備と燃料を含んだ車体の重さで、車両総重量は乗員が乗った状態を想定した上限にあたります。今回の発表には乗車定員の記載がないため、2つの差から定員を逆算することはしません。機械式駐車場や自宅の車庫の条件を確認したい場合は、全長・全幅・全高とホイールベースの4つの値が示されているので、そのまま当てはめて確かめられます。

いっぽうで、この表に無いものも把握しておく価値があります。タイヤサイズ、サスペンションとブレーキの仕様、燃料タンク容量は示されていません。タイヤサイズが分からないと、交換時の費用を見積もれません。高性能モデルでは消耗品の価格が維持費に効くため、契約の前に装備表で確認する項目として残しておいてください。

発表が示しているMモデルの2つのカテゴリー

発表は、BMW M社が開発する高性能マシンのMモデルには2つのカテゴリーがあると説明しています。1つはサーキットでの本格的な走行を可能としたMハイ・パフォーマンス・モデル、もう1つはサーキットで培われた技術を取り入れて走行性能を高めたMパフォーマンス・モデルです。そしてBMW M2は、前者のMハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられるとされています。

この区分は、車名に付く記号だけでは見分けにくい部分です。同じ「M」の文字が入っていても、開発の前提が違うという整理が発表側から示されていることになります。中古で探すときや、装備表を取り寄せるときに、どちらのカテゴリーの車なのかを押さえておくと、比較の相手を間違えにくくなります。なお、カテゴリーごとの保証や点検の条件については、今回の発表に記載がありません。

発表が挙げている系譜は6つの年だけ

1973年のBMW 2002ターボ誕生、1985年の初代BMW M3登場、2016年の初代BMW M2発表、2023年の第二世代モデルへの進化、2024年の現行モデル誕生、そして今回の4輪駆動モデル追加を年の順に並べた図
発表が挙げている年だけを順に並べました。間隔は読みやすさのために等間隔にしており、年数の比ではありません。各世代の価格や販売台数は今回の発表に記載がありません。 出典:ビー・エム・ダブリュー株式会社「BMW M2の4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」誕生」(確認日 2026-10-21)

発表は、BMW M2の位置づけを説明するためにいくつかの年を挙げています。1985年に登場して高性能スポーツ・カーのベンチマークを確立した初代BMW M3と、1973年に誕生しスポーティで美しいデザインと卓越した運動性能で名を馳せたBMW 2002ターボの伝統を引き継ぐ、最もコンパクトなBMW Mモデルという説明です。初代BMW M2は2016年に発表となり、2023年に第二世代モデルへ進化、現行のBMW M2は第二世代モデルの一部改良モデルとして2024年に誕生しているとされています。

車そのものの説明としては、コンパクトなボディに、自然吸気エンジンのような吹けあがりとターボ・テクノロジーによるパワーを併せ持つ直列6気筒Mツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、約50:50の前後重量配分により俊敏なハンドリングと卓越したロード・ホールディング性能を実現していると書かれています。マニュアル・トランスミッション搭載モデルもラインアップするという記載もあります。ここに並ぶ表現は、メーカーによる説明であって第三者の計測結果ではありません。重量配分以外に、走りを裏づける数値は今回の本文に出てきません。

この発表の本文に出ていない項目

次の項目は、今回の発表の本文に記載がありません。当サイトでは、記載のない項目を報道やほかの資料の数字で埋めることをしません。

項目 発表での扱い
ボディカラー名 記載がありません
タイヤサイズ 記載がありません
乗車定員 記載がありません
内装・外装の装備品リスト 記載がありません
0-100km/h加速・最高速度 記載がありません
走行モードの名称と作動条件 記載がありません
サスペンション・ブレーキの仕様 記載がありません
燃料タンク容量 記載がありません
変速段数 記載がありません(搭載する変速機の種類のみ)
受注開始日・納期の目安 記載がありません(納車時期の予定のみ)
年間販売計画台数 記載がありません
保証の内容・期間 記載がありません
生産工場 記載がありません
限定台数 記載がありません(台数を限る記載なし)

この一覧のうち、購入の判断に直接効くのは納期と保証です。発表が示しているのは納車の開始時期の予定だけで、注文してから何か月で届くのかは書かれていません。人気のある仕様では、公表された納車開始時期と実際の納期がずれることがあります。発売予定の情報をどこで確かめればよいかは新車の発売予定を公式で確認する方法にまとめています。

保証については、輸入車では購入後の維持費に関わる項目です。今回の発表に記載がないため、当サイトとして条件を示すことはできません。正規ディーラーで、保証の対象範囲、期間、点検の間隔を文書で確認してください。同じく輸入車の価格と装備の示し方を比べたい場合は、価格表に限定車まで並べていたジープ「Compass」の全面改良や、BMWのBEVを扱ったBMW「iX3」の日本導入もあわせて見てください。発表のどこまでを数値で出すかは、同じ輸入車でも会社と車種で違います。

出典と、この記事を更新する条件

この記事は、ビー・エム・ダブリュー株式会社が2026年10月1日に公表したプレスリリース「BMW M2の4輪駆動モデル「BMW M2 M xDrive」誕生」を一次情報にしています。価格、注記、アクティブMディファレンシャルとM xDriveの説明、主な車両諸元の値、Mモデルのカテゴリーと系譜の記述は、いずれも発表に書かれている範囲です。発表ページを確認した日は2026年10月21日です。

価格の改定、ボディカラーや装備の追加、乗車定員やタイヤサイズを含む諸元が公式に示された場合、受注の受け方や納期が公表された場合に、この記事を更新して編集日を改めます。価格と納車の情報は動きやすいため、再確認は1か月ごとに行います。輸入車ブランドの発表は輸入車から、新型車の記事は新型車・ニューモデルから辿れます。