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MAZDA3・CX-30商品改良、2.5L追加とグレードごとの変更範囲

マツダが2026年7月23日に受注を始めたMAZDA3とCX-30の商品改良。e-SKYACTIV G 2.5の追加、15Cと20Cのカタログモデル化、CX-30のAir Edition、先進安全機能の追加がどのグレードに及ぶのかを、発表の注記どおりに整理します。

MAZDA3・CX-30商品改良、2.5L追加とグレードごとの変更範囲 - チビカのニュースカード

この記事は、マツダ株式会社が 2026/07/23に公表した発表を一次情報にしています。 価格・発売日・仕様は発表の表記をそのまま記録しています。

出典:マツダ、「MAZDA3」「MAZDA CX-30」を商品改良(確認日 2026/07/23)

マツダは2026年7月23日、「MAZDA3」と「MAZDA CX-30」を商品改良し、同日から受注を始めたと発表しました。販売は2026年8月から順次始まります。2車種に共通する柱は、新しいエンジン「e-SKYACTIV G 2.5」の追加と、先進安全機能(ADAS)の強化です。メーカー希望小売価格(消費税込)は、MAZDA3のFASTBACKが¥2,365,000~4,092,000、SEDANが¥2,750,000~3,267,000、MAZDA CX-30が¥2,640,000~3,756,500です。

ただし、発表に並ぶ変更はすべてのグレードに同じように入るわけではありません。たとえば先進安全機能の追加は、MAZDA3では「25S」「25L」「X Touring」だけが対象だと注記されています。CX-30の快適装備も、付くのは一部のグレードです。見出しの変更点だけを見て検討中のグレードに当てはめると、見積もりの段階で食い違いが出ます。

この記事では、発表の本文と注記を読み、どの変更がどのグレードに及ぶのかを車種ごとに整理します。グレード名、エンジン名、価格の表記は発表のままです。発表に書かれていない項目は推測で埋めず、「記載がありません」と書きます。

今回の改良は「機種体系」「装備」「安全」「コネクティッド」の4つ

発表の構成は、車種ごとの変更と、2車種に共通する変更に分かれています。

車種ごとの変更として書かれているのは、機種体系(エンジンとグレードの組み合わせ)の変更と、ボディカラーの変更です。CX-30には、これに快適装備の充実と特別仕様車「Air Edition」の追加が加わります。

2車種に共通する変更は、ADASの進化と、コネクティッドサービスの新しいプランです。このうちADASは対象グレードが限られ、コネクティッドサービスはプランの考え方が変わったという説明にとどまります。以下、車種ごとに見ていきます。

MAZDA3:e-SKYACTIV G 2.5が加わり、15Cがカタログモデルに

MAZDA3の機種体系の変更は、発表では3点にまとめられています。新たに「e-SKYACTIV G 2.5」エンジンを追加したこと、シンプルな体系にするため一部のグレード名称を変えたこと、これまで法人仕様だった「15C」をカタログモデルにしたことです。

改良後のグレード構成を、エンジンから順にたどると次の図のようになります。

商品改良後のMAZDA3の構成を、エンジン、変速機と駆動方式、グレードの3段でつないだツリー図。FASTBACKはSKYACTIV-G 1.5の15Cと15S、今回追加のe-SKYACTIV G 2.5の25Sと25L、e-SKYACTIV X 2.0のX Touring。SEDANはe-SKYACTIV G 2.0の20Sと、今回追加のe-SKYACTIV G 2.5の25L
MAZDA3の改良後の機種体系を、エンジン→変速機・駆動方式→グレードの順に並べた図です。黒い箱が今回追加されたe-SKYACTIV G 2.5で、FASTBACKとSEDANの両方に入っています。出典:マツダ株式会社 ニュースリリース(2026年7月23日)の機種体系、確認日2026-09-21。

図から読み取れることは3つあります。

1つ目は、e-SKYACTIV G 2.5がFASTBACKとSEDANの両方に入ったことです。FASTBACKでは25Sと25Lの2グレードに、6EC-AT(6速オートマチック)の2WDと4WD、6MT(6速マニュアル)の2WDが用意されています。SEDANでは25Lに、6EC-ATの2WDが設定されています。

2つ目は、FASTBACKで6MTを選べるエンジンが2つあることです。e-SKYACTIV G 2.5の25S・25Lと、e-SKYACTIV X 2.0のX Touringです。X Touringの6MTの駆動方式は、発表の構成表からは読み取れませんでした。マツダのグレード比較のページでは、X Touringの6MTは4WDとして掲載されています。

3つ目は、SKYACTIV-G 1.5を選べるのはFASTBACKの15Cと15Sだけで、SEDANのe-SKYACTIV G 2.0の車は20Sの1グレードだということです。SEDANを選ぶ場合、グレードは20Sと25Lの2つになります。

グレード名称をどう変えたのか、つまり改良前のどのグレードが改良後のどのグレードにあたるのかは、発表には記載がありません。改良前の見積もりや資料を持っている人は、グレード名だけで同じ仕様だと判断しないでください。

ボディカラーは一部の編成を見直し、外板色に「エアログレーメタリック」を追加しています。発表の注記によると、選べるのはe-SKYACTIV G 2.5とe-SKYACTIV X 2.0の車だけです。1.5と、SEDANの20Sでは選べません。廃止された色があるかどうかは、発表には記載がありません。

MAZDA CX-30:20Cのカタログモデル化とAir Editionの追加

CX-30も、MAZDA3と同じくe-SKYACTIV G 2.5を追加し、一部のグレード名称を変えています。こちらでカタログモデルになったのは、法人仕様だった「20C」です。さらに、特別仕様車「Air Edition」が新たに加わりました。

改良後のグレードは、e-SKYACTIV G 2.0(6EC-AT・2WD)が20C、20S、20G、20 Air Edition、e-SKYACTIV G 2.5(6EC-AT)が25Lと25 Air Editionで、2.5の2グレードには2WDと4WDがあります。CX-30で4WDを選べるのは、2.5の車だけということになります。グレードごとの価格は、CX-30のグレードと価格で公式のグレード比較のページに沿って並べています。

Air Editionの仕立てと、ほかのグレードへの広がり

Air Editionの特徴として発表が挙げているのは、内装と外装の2つです。内装はGray/Whiteを基調に明るい開放感を表したもので、Gray(レガーヌ材)の部分には防汚・撥水加工を施したとしています。注記では、合成皮革を使った一部の箇所は防汚加工・防水機能だと補足しています。

外装は、4つの部品を黒でそろえています。この黒の部品は、Air Editionだけのものではありません。発表の注記は、4つのうち4番目のルーフレール以外は「20G」「25L」も対象だとしています。対応を表にまとめます。

黒で統一された部品 Air Edition 20G 25L
1. ブランドシンボル(フロント/リア) 対象 対象 対象
2. ホイールセンターキャップ 対象 対象 対象
3. リアバッジ 対象 対象 対象
4. ルーフレール 対象 記載なし 記載なし

黒いルーフレールだけが、Air Editionを見分ける外装の手がかりになります。20Gと25Lのルーフレールがどんな仕上げかは、発表には記載がありません。20Cと20Sについては、黒の部品の対象かどうかが書かれていません。

快適装備はグレードで分かれる

CX-30の「快適装備の充実」として、発表は3つの装備を挙げています。どれも一部のグレードに標準装備されるもので、付くグレードは装備ごとに違います。

装備 20C 20S 20G 20 Air Edition 25L 25 Air Edition
運転席&助手席シートベンチレーション 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 標準装備 標準装備
360°ビュー・モニター(シースルービュー) 記載なし 記載なし 記載なし 記載なし 標準装備 標準装備
オーバーヘッドコンソールLEDダウンライト 記載なし 記載なし 記載なし 標準装備 標準装備 標準装備

表のとおり、3つの装備がそろうのは2.5の25Lと25 Air Editionです。20 Air Editionに付くのは、この中ではオーバーヘッドコンソールLEDダウンライトだけです。同じAir Editionでも、2.0と2.5で快適装備の範囲が違うことになります。「記載なし」とした欄は、今回の標準装備の対象として発表に挙がっていないという意味で、メーカーオプションで選べるかどうかまでは発表からは分かりません。

ボディカラーは、外板色に「エアログレーメタリック」と「ジンクグリーンメタリック」を追加しています。ジンクグリーンメタリックは10月に生産を始める予定と注記されており、8月からの販売開始より後の予定です。この色を希望する場合は、納期を販売店で確かめてください。

先進安全機能の追加は、MAZDA3では上位3グレードだけ

2車種に共通する改良の1つ目が、ADASの進化です。発表は次の5つを挙げています。

  • ブラインド・スポット・モニタリング(BSM):降車時警告機能を追加
  • 緊急時車線維持支援(ELK):側方危険回避アシスト機能、ロードキープアシスト機能、対向車両衝突回避アシスト機能を追加
  • スマート・ブレーキ・サポート(SBS):対向車両衝突被害軽減機能、交差点事故回避アシスト機能、右直事故回避アシスト機能、前進時左右接近物検知機能を追加し、自動2輪に対応
  • マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC):速度標識連動機能を追加
  • アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH):CX-60/CX-80同等に進化し、マーキングライト、グレアフリー標識反射減光を搭載

この節の見出しには注記が付いていて、MAZDA3は「25S」「25L」「X Touring」のみが対象だとしています。CX-30については、対象グレードを限る注記がありません。

追加された5つの先進安全機能を行に、MAZDA3の15C・15S、MAZDA3 SEDANの20S、MAZDA3の25S・25L・X Touring、MAZDA CX-30を列に並べた対応表。MAZDA3の15C・15SとSEDANの20Sは対象外、MAZDA3の25S・25L・X TouringとCX-30は5つとも追加
今回追加された5つの先進安全機能が、どのグレードに及ぶかを発表の注記から示した図です。MAZDA3では、1.5の15C・15Sと、SEDANの20Sが追加の対象から外れます。出典:マツダ株式会社 ニュースリリース(2026年7月23日)の共通の商品改良と注記、確認日2026-09-21。

図のとおり、MAZDA3で追加の対象から外れるのは、FASTBACKの15C・15Sと、SEDANの20Sです。言い換えると、MAZDA3で今回の先進安全機能の追加を受けたいなら、2.5か、X 2.0のグレードを選ぶ必要があります。注記はFASTBACKとSEDANを区別していないため、SEDANの25Lも「25L」として対象に入ると読めます。ただ、発表がボディタイプごとに明記しているわけではないので、SEDANの25Lを検討している人は装備表で確かめてください。

注意したいのは、「対象外」の意味です。発表が示しているのは、今回の改良で機能を追加したグレードの範囲です。15C・15S・20Sにブラインド・スポット・モニタリングやスマート・ブレーキ・サポートそのものが付いていないという意味ではありません。改良前からある機能がどのグレードに付いているかは、この発表には記載がありません。

5つの機能がどんな場面でどう働くのか、作動する速度の範囲などの条件は、発表には書かれていません。作動の条件と、機能が働かない場面は、マツダの製品情報サイトや取扱説明書で確かめてください。

コネクティッドサービスは「無料期間」を全サービスに

共通の改良の2つ目は、コネクティッドサービスのプランです。発表は、これまで以上に活用して価値を体感してもらえるよう、全てのサービスに無料期間を設け、わかりやすくシンプルなプランへ変えたとしています。

無料期間の長さ、無料期間が終わったあとの料金、プランの数と中身は、発表には記載がありません。改良前に登録された車に新しいプランが適用されるかどうかも書かれていません。契約を考える人は、マツダのコネクティッドサービスの案内で条件を確かめてください。

マツダ株式会社のニュースリリース「マツダ、「MAZDA3」「MAZDA CX-30」を商品改良」のページ冒頭部分
公式発表ページの引用キャプチャ。 この記事が機種体系、価格帯、装備と先進安全機能の対象グレードの一次情報にしている、マツダ株式会社のニュースリリースの冒頭です。掲載内容は変更されることがあります。最新の内容はリンク先で確認してください。 確認日:2026-09-21。 出典:マツダ、「MAZDA3」「MAZDA CX-30」を商品改良

改良前のMAZDA3・CX-30に乗っている人が確かめておくこと

今回はフルモデルチェンジではなく商品改良です。売却や買い替えを考えている人にとって関係するのは、次の事実です。

  • 改良後の車は、2026年7月23日に受注が始まり、2026年8月から順次販売されています
  • e-SKYACTIV G 2.5は、今回の改良で2車種に新たに追加されたエンジンです
  • 15C(MAZDA3)と20C(CX-30)は、改良前は法人仕様で、今回カタログモデルになりました
  • 今回追加された先進安全機能は、MAZDA3では25S・25L・X Touringが対象です。改良前の車に同じ機能が付いているかどうかは、発表からは分かりません
  • CX-30のAir Editionは、今回の発表で追加された特別仕様車です

改良の前後で下取りや買取の価格がどう変わるかは、発表には書かれていません。当サイトも予想を書きません。

この発表に書かれていないこと

発表本文から確認できなかったのは、次の項目です。e-SKYACTIV G 2.5の最高出力と最大トルク、WLTCモード燃費、グレードごとの価格(発表にあるのは価格帯だけです)、名称を変えたグレードの改良前後の対応、改良前の価格との差、廃止されたボディカラーの有無、先進安全機能の作動条件、コネクティッドサービスの無料期間の長さと料金です。いずれも、ほかの車種や改良前のモデルの値で埋めていません。

燃費や出力を確かめたいときは、マツダの製品情報サイトにあるMAZDA3とCX-30の主要諸元を見てください。

マツダのほかの発表はマツダにまとめています。同じ時期のマツダの発表としては、新型CX-5が米国IIHSで最高評価を獲得があり、販売面の動きはマツダの2026年7月度 生産・販売状況で読めます。各社のマイナーチェンジはマイナーチェンジ・一部改良にあります。

出典

この記事は、マツダ株式会社が2026年7月23日に公表したニュースリリース「マツダ、「MAZDA3」「MAZDA CX-30」を商品改良」を一次情報にしています。グレード名、エンジン名、変速機と駆動方式、価格帯、受注と販売の開始時期、装備とボディカラー、先進安全機能とその対象グレードの表記は、発表と注記のままです。X Touringの6MTの駆動方式は、マツダ「MAZDA3 グレード比較」のページによります。